2022年に亡くなったイギリスのエリザベス女王。彼女はもともと女王になる運命ではありませんでした。
父の兄にあたる伯父エドワード8世が自ら退位するという前代未聞の決断をした結果、急遽、弟である父親が国王になったのでした。
父の兄にあたる伯父エドワード8世が自ら退位するという前代未聞の決断をした結果、急遽、弟である父親が国王になったのでした。
当時の世界で大ニュースになった、この国王の交代劇には「友衰の相性」が大きく絡んでいます。

大激変といえば、やっぱり友衰
①「王冠を賭けた恋」エドワード8世とシンプソン夫人は友衰カップル
エドワード8世は離婚歴のアメリカ人女性シンプソン夫人と結婚するため、わずか325日で国王を退位しました。この一件は「王冠を賭けた恋」として知られています。

エドワード8世とシンプソン夫人の相性は遠距離友衰でした。

当時のイギリスでは、離婚歴のある人物と結婚すると王位を放棄しなくてはなりませんでした。
弟に王位をゆずったエドワード8世はウィンザー公爵となり、シンプソン夫人とともに、イギリスから離れた場所でその後の人生を送ることになりました。
②弟ジョージ6世のまわりは友衰だらけ。
急転直下、兄から王位を引き継ぐことになった弟ジョージ6世。この時代の彼と家族の宿図は以下になります。
エリザベス女王はジョージ6世と妻の間に生まれた長女、マーガレット王女は次女です。現代でもわかりやすいよう後の時代の称号で表示しています。
エリザベス女王はジョージ6世と妻の間に生まれた長女、マーガレット王女は次女です。現代でもわかりやすいよう後の時代の称号で表示しています。

(生年月日は記事の最後にて)
ジョージ6世は、家族全員と友衰の相性でした。

3組の友衰の相性がすべてジョージ6世に集中し、連結している。

大きく急激な運命の変動は、友衰の相性パワーの集中が招いた可能性が高い。
ジョージ6世は映画「英国王のスピーチ」のモデルでもあります。
もともと吃音症があり、内向的で自信がないタイプでした。そのため王位を望む野心家でもありませんでした。しかし、友衰のもたらした運命の激変に翻弄されることになりました。
もともと吃音症があり、内向的で自信がないタイプでした。そのため王位を望む野心家でもありませんでした。しかし、友衰のもたらした運命の激変に翻弄されることになりました。
ジョージ6世の在位中、第二次世界大戦が開戦します。
国王一家はナチスとの戦争中もロンドンを去らず、爆撃の危険の中で市民を励まし続けました。
国王一家はナチスとの戦争中もロンドンを去らず、爆撃の危険の中で市民を励まし続けました。
この勇敢な行動の結果、イギリス王室は国民から絶大な人気と支持を得ることになりました。
現代人が知るイギリス王室の人気と権威は、このジョージ6世の時代に築かれたといわれています。

その人気が娘のエリザベス女王にも引き継がれたんだね!